本日はプロデューサーの役割と種類について記事にしました。
映画・ドラマ業界で働き20年が経ちました。
業界では裏方のミスタープロフェッショナルと呼ばれています。
映画、ドラマのプロデューサー/ラインプロデューサーをしています。
幅広く映像制作をしていますが、予算が2億以上の企画に参加していることがほとんどです。
現在は2023年の配信の連続ドラマ、2023年劇場公開映画の企画などを進めております。
お疲れ様です。
こやなぎです!
映画のエンドロールをみていると
エグゼクティブ?
アソシエイト?
ライン?
宣伝。
といろんな種類のプロデューサーの肩書を目にすると思います。
この違いって何でしょう?
業界人でもよくわかっていない人が実は多いのかも。
調べてみると結構デタラメな記事が多かったりしてよくわからん。
となってしまいました。
わからないものをそのままにせず修正して正しい知識を入れる方が良い。
そのように感じたので業界歴20年の僕が解説します。
この記事を読めばプロデューサーの役割の違いを認識することができ、自分の目指す道が開けると思います。
それでは書いていきます。
<業界の常識>映画のプロデューサーの種類と比較。それぞれの意味、役割とは?
プロデューサーの種類
![](https://hadakanoblues.com/wp-content/uploads/2021/05/12441258_MotionElements_man-has-a-question-and_converted_a-0005-1024x576.jpg)
どんな種類があるのでしょう?
映画好きな人ならエンドロールを見ていて目にしたことがあると思うのですが、ザっとこの辺りを覚えておけば問題ないかと思います。
・エグゼクティブプロデューサー
・プロデューサー
・ラインプロデューサー
・アシスタントプロデューサー
・アソシエイトプロデューサー
・制作プロデューサー
・宣伝プロデューサー
こんな感じ。
一つずつ役割を解説していきます。
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサーなんかゴージャスなイメージですよね?
このクレジットがあった場合、エグゼクティブプロデューサーは製作総指揮者、最高責任者を指します。
クレジットという言葉を聞きなれない人もいるかと思いますが、エンドロールにのせる肩書や人名、ロゴマークなどクレジットと呼称するので覚えておいてください
簡単に言うと、製作に携わる一番偉い人という認識で大丈夫です。
映画の制作だけでなく、製作費の捻出、企画制作、脚本づくり~完成まで全てにおいて責任をとる人物です。
基本的には出資側のプロデューサーを指しますが、
出資会社から予算と企画をつくりだしたり、
制作会社でも地位の高い社長や部長など最終的な判断を下す責任者をエグゼクティブとつけることもあります。
ドラマでいうとテレビ局のプロデューサーが出した企画に最終的にGOをだすドラマ部チーフプロデューサーが存在するのですが、その部分にあたります。
会社的に例えると、副社長にあたります。
プロデューサー
プロデューサーが作品のメインプロデューサーです。
○○プロデューサーとつかないプロデューサーです。
エグゼクティブがいない場合は、プロデューサーが作品での立ち位置はトップです。
企画の立ち上げ、プリプロ、プロダクション、ポスプロとこなし、宣伝も含め総合的な責任者の役割です。
ラインプロデューサー
ラインプロデューサーは、企画が動いてから脚本を具体的に映像化すること全般を進めていきます。
作品や会社にもよりますが企画が動き出してから雇われます。
予算管理とワークフローをつくることが主な仕事内容になります。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
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<映画の教科書>ラインプロデューサーの仕事内容を理解すると1人で映画が作れます!
ラインプロデューサーの仕事内容 こんな方におススメ ・自分で映画を作ってみたい・将来、映画やドラマのラインプロデューサーになることを目標にしている・ラインプロデューサーの仕事内容や役割を知りたい 映画 ...
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アシスタントプロデューサー
その名の通り、
プロデューサーのアシスタントをします。
キャスト周りの手配が主な仕事です。
脚本の製本作業や許可どりなど、
プロデュースに関わる全般の補佐役です。
アソシエイトプロデューサー
協力プロデューサーです。
役割が一部分で合ったり、作品にずっと帯同するわけではなく、
一部の仕事だけを請け負う方を指します。
出資、宣伝回りのまとめ作業をしたり、
監督や出版社、俳優部と結ぶ契約書の制作などを担当する場合もあります。
制作プロデューサー
制作プロデューサーはラインプロデューサーと同じ役割だと認識してます。
もしかしたら他の意味合いで使用している所もあるかと思うので、
確認は必要です。
・宣伝プロデューサー
宣伝を担当します。
メインプロデューサーと連携をとりながら、
映画の宣伝方法を考え、世の中に発信していきます。
まとめ
![](https://hadakanoblues.com/wp-content/uploads/2021/04/13121243_MotionElements_clock-gold-old-antique-1024x576.jpg)
プロデューサーもいろんな種類があります。
自分の目指す目標に合わせてどんなプロデューサーになりたいかという部分を固めておくことが、
とても大事だと思います。
プロデューサーの仕事はいろいろありますが、
何もない所から何かを生み出すことができる。
ゼロからイチをつくり、
イチを百にも千にもする。
そういった仕事です。
普段からいろんなことに興味を持ち視野を広げていくことが、
プロデューサーを目指す道にいつか恩恵を与えてくれるので、
そのことを忘れずに沢山の経験をしてみるのはいかがでしょうか?
本日の記事はここまでです。
さあ、やっていきましょう!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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