映画制作の教科書 業界の裏話

<映画の教科書>ラインプロデューサーの仕事内容を理解すると1人で映画が作れます!

2021年3月28日

ラインプロデューサーの仕事内容

こんな方におススメ

・自分で映画を作ってみたい

・将来、映画やドラマのラインプロデューサーになることを目標にしている

・ラインプロデューサーの仕事内容や役割を知りたい

映画・ドラマ業界で働き20年が経ちました。
業界では裏方のミスタープロフェッショナルと呼ばれています。

本職はフリーランスで
映画、ドラマのプロデューサー/ラインプロデューサーをしています。

幅広く映像制作をしていますが、
予算が2億以上の企画に参加していることがほとんどです。

現在はNetflixの作品、2022年公開の連続ドラマの企画、2023年劇場公開映画の企画などを進めております。

※2021年8月28日追記

映画のエンドロールを見ているとラインプロデューサーという肩書を見ることがあります。

プロデューサーとラインプロデューサーって何が違うの?と思う方もいるでしょう。

実はラインプロデューサーの仕事内容を理解すると一人で映画が作れるようになるんです!!

この記事は僕が20年の映画業界で得た知識を全て包み隠さず書いてあります。

この記事を読めば、
映画制作に必要な知識を得て自分自身でも映画が作れるようになります。

それでは書いていきます。

ラインプロデューサーの役割と仕事

「ラインプロデューサーという存在自体知りません」
という方もいると思いますので、まずはネットで調べてみましょう!

調べてみると、、、
全然情報がないw

いつも一緒に仕事をさせて頂いている㈱ロボットの巣立プロデューサーと小泉監督の記事があったのでこちらもご覧ください

プロデューサーとラインプロデューサーの違い

調べてもわからないものだと考えるとラインプロデューサーになりたくても、
どの様に学んでいけばいいかもわからず困りますね。
安心してください!!解説していきます。

まずはこちらを、ご覧ください!

これ以外にも沢山の役割があるのですが、
まとめるとこの様な作業をします。

その中でもラインプロデューサーの仕事で大事なことを3つお伝えします。

この3つのポイントは、
ラインプロデューサーだけのものでなく、
ご自身で映画をつくるためのヒントになると思いますので、
やり方を覚えていきましょう!

1.予算管理

2.脚本を映像にする手段の模索

3.映画のクオリティを担保

順に解説していきます。

予算管理

映画を作るのに必要な予算はどれくらいかかるのでしょうか?
お金がなければ、映画を作ることはできません。

有志で集まり、集まった誰かの機材を使用して撮影したり、
集まったメンバーの中から出演者を決めて作れば無料でできるかもしれませんが、
なかなかそういったケースはめずらしいと思います。

映画を作るために集めたお金は一円たりとも無駄にしたくありませんよね?
適正に使用する目的で予算管理をするのがラインプロデューサーの一番の役割です。

お金を振り分けるだけね。簡単じゃん

と思う方もいらっしゃると思います。
もちろん十分なお金が集まっていれば、簡単な作業かもしれません。

映画の予算はどのように集められるものですか?

映画予算の集め方

映画の予算は製作委員会方式で集められることが多いです。

製作委員会方式とは、
通常、映画制作会社、出版社、映画配給会社、ビデオ販売会社、TV局、広告代理店、配信会社など、映画の製作から販売、プロモーション、
流通までを担当する企業によって構成されたチームであり、
そのチーム内で出資をします。

この製作委員会で集めたお金が映画の予算になります。

ヒットするのかしないのかわからないものに多額のお金を出資するのにもリスクがあり、
ビジネスとして捉えると難しいコンテンツであることは間違いありません。

ビジネスとして捉えると映画を作るために集められた予算はリスクを最初から背負っている

リスクを軽減するために製作委員会方式で予算を集めることが多いのです。

その為映画の予算は十分にあるという所から制作が始まることはほとんどありません。

ないものを予算内におさめる作業がラインプロデューサーの予算管理です。
ラインプロデューサーは映画をビジネスとして成立させるために存在するポジションなのです。

人件費、機材費、美術費、出演料、ポスプロ費、衣裳費、、、、
ほぼ全て頭を下げて、定価よりも破格でご相談。

無駄にお金を使わずに、
尚且つその映画が、
どこにお金をかけることでその作品が良くなるのかを誰よりも考え、
作品のクオリティを上げていく役目を担っております。

この部分を考えられるラインプロデューサーは上質だと思います。

お金をはめるだけの仕事しかできないラインプロデューサーは作品づくりには求められません。
予算内におさめる事だけをやるとすれば「お金がないからできません」と言い続けるだけで成立します。

ラインプロデューサーとして予算内におさめることは仕事としては一番大事な作業ですが、
予算の使い方次第で作品の質が変わってしまうのも確かなことなので、
一つ上の仕事ができるように頭の片隅に覚えておいて下さい!!

脚本を映像にする手段の模索

ラインプロデューサーが予算を管理、
作成する材料になるのが脚本です。

脚本は映画を制作する為に予算を算出していく為の設計図と考えます。

脚本をどの様に見るべきかをザっと説明します。

登場人物の数は?

どんな場所で撮影するか?

脚本に合わせたスタッフィング

美術をどう使うか?

CGは必要か?

撮影日数は何日かかるか?

特殊なことはあるか?

設計図(脚本)の確認が出来たら、予算表を作成していきます。

スタッフを選び、
機材美術を決め、
CGを使用してリアルに表現できないものを出来るようにする。

など映像にするための表現方法を考えていきます。

ここで大事なのは、文字を映像にするための想像力です。

想像力がなければ、映像にする方法の選択肢が浮かびません。

想像力を鍛えるには撮影現場で経験することが最も大事です。

大作を知っているスタッフはお金の使い方を知っていますし、
自主制作をベースにしている人はお金をかけずに作る方法を知っています。

やったことがないことをやるよりも、
似たようなことでもやったことがある人の方が想像はしやすいものです。

脚本を映像化するためには、映画制作現場で沢山の経験をすることが大事です!

脚本を映像化するには想像力が最も大事!!

映画のクオリティ担保

ラインプロデューサーの仕事として個人的に大事にしている部分をお伝えします。

クオリティ担保って何ですか?

上記でラインプロデューサーは映画をビジネスとして成立させるためにあるポジションという説明をさせて頂きました。

映画はビジネスであるのと同時に、
沢山の想いが集まった芸術でもあります。

映画を観て将来の夢が出来たり、
恋愛や憧れ、普段のストレスを発散する人もいると思います。

映画を観る人にはビジネスかどうかは関係がないことです。

映画の世界をビジネスと切り離さなければなりません。

現実には、映画を製作するために集まった予算も、
会社を通せばその会社に手数料が必要なわけで、
映画を制作するためだけに使われないお金も多々あります。

映画はビジネス。

映画を制作して制作会社がつぶれて職を失う人が出たりすることもマイナスでしかありません。

映画を作る上で、
撮影現場にある予算は、
手数料がひかれた状態から始まるので、
予算によるクオリティの担保を考えなければ、
作品に傷をつける可能性があります。

クオリティを担保するためのラインを作る作業は、
必ずやるべきだと考えております。

上司に首を振る作業になりますが、
仕事を発注して頂いた会社とも戦わなければいけない時もあると思います。

何でもつくればいい。
会社には逆らえない。

と思う人には上質な映画は作れません。
作品においてクオリティを担保できないものは、
世の中にだすものではないと思います。

必ずクオリティの担保が出来るようにしましょう!!

ラインプロデューサーになる方法

ラインプロデューサーになるためにどんなことをしていけば良いか?

アシスタントプロデューサーからなる方もいらっしゃいますが、
制作部を経験したのちに、ラインプロデューサになるのがおススメです。

制作の仕事はラインプロデューサーに近い部分もありますし、
撮影現場を仕切るプロデューサー=ラインという認識で良いと思います。

制作部をやることにより沢山のスキルを学べるからです。
気になる方は下記の記事を参照ください!

<映画の教科書>制作部の仕事を極めれば他の仕事が簡単にできるようになる!

続きを見る

まとめ

ラインプロデューサーは全体の調整役という役目であり、
すべての知識がある選ばれしポジションです。

この知識があれば、ゼロから映画を作ることができます。

業界内で顔が広くも必然的になってきます。
映像でこんなものを作りたいという要望に対して、
どのようにすればできるのかを学んでいるので、
やり方がわからないことはありません。

映画を作るノウハウ全てを知っている唯一のポジションだと思います。

映画を作ってみたい人はラインプロデューサーに注目してみると、
映画がどのようなものか見えてくるかもしれません。

文章だけ読むと、

「大変そうだな」
「自分にできるかな」

と不安になる方もいらっしゃると思います。

大丈夫ですよ。

志高く自分の目標に向かって努力すれば、
その道が開けるときは必ず来ます。

諦めないで持続すること。

映画を観たこともなかった僕でもできたんですから、
映画をたくさん見ている皆さんはもっとできるはず。

さあ、やっていきましょう!!

最後までお読みいただきありがとうございました!

追伸、TwitterやブログなどのSNSは全ての人がやった方がいいものです。

僕が学んだ方法を貼っておきますので下記の記事ご覧ください!!

学びにお金を払えないやつが普通になる理由~学びを超加速させる方法

続きを見る

〇オーディションに受かるコツ

https://note.com/tmbox/n/n47e0fbe5efd0

〇Instagram攻略

https://note.com/tmbox/n/na7c445b26f04

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

小柳智則

映画・ドラマのプロデューサー。予算2億円以上の映画、ドラマの企画を主に本業にしています。 できることは、 プロデューサー/ラインプロデューサー/制作部/ロケーションデザイン/地域活性/動画コンテンツプロデュース/PV/MV/企業VP/YouTube/映像コンテンツ制作/SNS運用/講師/脚本添削

-映画制作の教科書, 業界の裏話
-,