今回は孤狼の血LEVEL2のおすすめの見かたを解説します!
映画・ドラマ業界で働きはじめて20年が経ちました。
現在はフリーランスで映画・ドラマのプロデューサー/ラインプロデューサーをしております。幅広く映像制作をしていますが、予算が1億以上の企画に参加していることが多いです。
いやー言葉にならない。
すごい映画にまた出会いました。
孤狼の血LEVEL2のお披露目試写会にご招待いただき一足早く鑑賞させて頂きました。
お披露目試写会の感想はこちら!!
『孤狼の血 LEVEL2』詳細は書けないけど鈴木亮平史上最恐最悪の鈴木亮平がマジでトラウマレベル。邦画史に名を刻む覚悟で挑んだ悪役・上林の存在感がもはや映画の枠組みを超越してる。褒め言葉としての、怪物。誰があんな狂気を止められるんだよと始終震えてました。 #孤狼LV2 https://t.co/J92BpVq7E1 pic.twitter.com/xwdxM7Mkmk
— 葦見川和哉 (@kazuya_movie) April 30, 2021
意志を受け継いだ日岡の姿が格好良すぎて笑顔になるのもつかの間、今回の敵は震える恐ろしさ。
本当に鈴木亮平さん?と疑う程の極悪!!
思わず目をつぶってしまうようなバイオレンスの裏にある各々の正義。
こんなにもキャスト全員が全力でぶつかり、楽しんでいるのが伝わってくる作品はない #孤狼LV2 pic.twitter.com/2QKqcZgsTx— もっちゃん (@m0chan3) May 1, 2021
映画『孤狼の血 LEVEL2』
試写会を観に行かせていただきました。
豪華キャストの皆さん一人一人の熱量に殴られたような感覚です。
余韻が抜けませんね、、
ダークな作品ではありますが、観終わった後に”よし。わしも頑張ってみようかのぅ。”と思える最高にかっこいい映画でした。#孤狼LV2 pic.twitter.com/cOHmwQ9kpc— 髙石あかり (@a_akari1219) April 30, 2021
などなど、
もう、とにかく、とんでもない映画で、圧倒されっぱなし。
なるべくネタバレしないようにまとめますが、
全て隠し切れないので、読み進める方はご注意ください!!
この記事は先行試写会にご招待いただき孤狼の血2を拝見してきた僕から観た見どころをお伝えします。
この記事を読むと公開が待ち遠しくなります。
それでは、孤狼2の解説していきます!!!
孤狼の血LEVEL2がやばい!10倍面白くなる観かたを解説!!
3大おススメポイント
- 松坂桃李が全力で挑むアクションの数々
- 鈴木亮平の見せる狂気じみた悪
- ヤクザの抗争と警察という組織が描くもの
まずは孤狼の血を知らない方もいらっしゃると思うので、復習です。
孤狼の血とは?
『孤狼の血』(ころうのち)は、柚月裕子による長編警察小説シリーズ。全3作。
暴力団対策法成立前の1988年(昭和63年)の広島を舞台に、暴力団系列の金融会社社員の失踪事件を追う刑事たちの姿や、暴力団組織間の激しい抗争を描く[1]。第69回日本推理作家協会賞受賞作。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上記の小説を原作とし、2018年白石和彌監督により映画化されました。
主演は広島県警暴力班捜査一家の刑事、大上を役所広司さんが、大上直属の部下、日岡を松坂桃李さんが演じています。
もし孤狼の血を見ていない方はNetflixでも見れるのでチェックしてみてください!!
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LEVEL2は松坂桃李さん演じる日岡が大上の全てを引き継ぎ、主役として登場します。
小谷組と広島仁正会の抗争劇が起こってから3年後。
日岡がどんな形でパワーアップしてくるのか超楽しみでした。
前作で正義を信じた日岡が超えた悪の境界線。
3年後の広島でどんなことが起きるのか?
個人的におススメしたいポイントを一つずつ解説していきます!
とその前に、映画を観るときのポイントがあるので、お伝えしていきます。
今よりも10倍映画を面白く観る方法
過去に書いたこちらの記事を参照して下さい!!
上記に加えて今回の弧狼を見るに辺り、
新たにオススメしたい見かたが御座います。
それは、想像力を開花させよと言うことです。
映画を見るときに限らず、いち場面をどのようにとらえることができるかで見ている状況が変わってきます。
例えば、松本人志さんがテレビに出てきたとします。
それだけでこの人が自分を笑わせてくれると想像することができるので、
笑う体制がとれている状態です。
それは過去の松本人志さんが面白い人だと教えてくれているので、
松本さんのひとことに過去の経験がのってきて普通のことを喋っても面白かったりします。
松本さんは面白い。
という認識がより面白くさせているんです。
この方法を映画にも利用してみるとどうなるでしょう。
孤狼の血LEVEL2は前作からの続きです。
前作を見て日岡がどんな人物だったかを復習してから観ると本気やばいです。
映画を観るときに想像力を開花させることで一味も二味も違った見え方をしてくるのでおススメです。
それでは、解説していきます!!
松坂桃李が全力で挑むアクションの数々
今回の松坂桃李さんのアクションシーンの数々には度肝を抜かれました。
吹き替えでやってるの?と思ったらご本人がワイヤーアクションなどに挑戦しています。
うわー危ないと思う、ハラハラする場面も多々あり、松坂さんあっぱれです。
GOLDというフジテレビの連続ドラマの時にご一緒させてもらってから、
一度もお会いしてませんが、トム・クルーズばりのアクションに挑む姿成長度がたくましい。
さわやかで優しい印象の松坂さんが、日岡を演じるとぴったりとはまり役で、これは今年の日本アカデミーは松坂さんかもですね!
違う目線で説明すると、アクションシーンを撮影するときはフィクションとはいえかなり大変です。
演者の皆さんがケガをしないように何度もリハーサルを重ねていきます。
膨大な時間をかけて数分のアクションシーンを構築して撮影する。
この工程はとんでもなくパワーが必要です。
コロナ禍という状況の中では、さらに過酷だったと思います。
とにかく見てもらいたい!見事なアクション!!
松坂桃李が無様でもかっこいい。
こんな松坂桃李は誰も見たことがないはず!!
鈴木亮平の見せる狂気じみた悪
裏話をお聞きしました。
撮影の時にあるシーンを演じた鈴木さんはホテルへの帰り道、何度も道を間違えたそうですw
鈴木亮平さんご本人はとても優しい方だとお聞きするので、この役柄を演じているときはどんな心情だったのかとても気になります。
とにかくとにかく、とんでもない悪w
鈴木亮平さんの演じる上林という役の悪さは日本一かも知れませんw
それくらい狂気じみた悪なんですw
悪いことをする人は過去に残酷な経験を持っているもの。
上林の過去もえぐい悲しみに包まれておりました。
なんでこんな悪いことをするのか?を考えながら映画を観ていくのもありかと思います。
字面で表現するのは難しいなと思うのは、これだけの悪は誰も想像できないと思うからです。
何をしているかはお伝えすることができませんが、
この映画から教訓を得たのでそれをお伝えしておきます。
自分が予期せぬことが起こる可能性があるという危機感を持って生きるべきだと感じました。
理不尽な悪は、もしかしたら目の前に迫っているかもしれません。
自分のせいではなくても、他人の考えはわからないのです。
それをコントロールすることは不可能です。
悪というものは、いろんな形で存在しています。
この悪に打ち勝たなければいけません。
悪に対する恐怖から脱し、自分には関係ないと思うことでも少し向き合って考えてみることで、
もしかしたら理不尽な悪意から身を守ることもできるかもしれません。
鈴木亮平さんの演じる悪に注目してみてください。
必見の内容です。
ヤクザの抗争と警察という組織が描くもの
物語を大きくとらえてみるとまた違った見え方をしてくるので面白いと思います。
広島で起きた暴力団抗争の幕引きまでには沢山の歴史がありました。
警察が描いたものが正しかったのかはわかりません。
組織が何をして、誰のために、何を守ったかという部分にフォーカスすると映画を観終わった後の読後感が半端ないです。
この部分かなりネタバレしてしまうので、書いておきながらで、恐縮ですが、、
映画を観てくださいw
まとめ
『孤狼の血 LEVEL2』8月20日(金)公開
この夏、劇場でしか見られない、禁断の衝撃作がやってくる! 舞台は前作から3年後。広島の裏社会を収めていた伝説の刑事・大上亡き後、その遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一。権力を用い、暴力組織を取り
仕切っていた日岡だったが、出所してきたたった一人の“悪魔”によって事態は急転していく・・・。
原作シリーズでは描かれていない、完全オリジナルストーリーとして誕生!
出演:松坂桃李 鈴木亮平 村上虹郎 西野七瀬 音尾琢真 早乙女太一 渋川清彦 斉藤 工
中村梅雀 滝藤賢一 寺島 進 宇梶剛士 かたせ梨乃 中村獅童 吉田鋼太郎
監督:白石和彌
原作:柚月裕子「孤狼の血」シリーズ(角川文庫/KADOKAWA刊)
脚本:池上純哉
音楽:安川午朗
撮影:加藤航平
美術:今村 力
照明:川井稔
録音:浦田和治
編集:加藤ひとみ
音響効果:柴崎憲治
企画協力:KADOKAWA
製作:『孤狼の血 LEVEL2』製作委員会
配給:東映
こちらこそ!ありがとうございます^_^
もう一度世界に求められる日本映画を❗️— 紀伊 宗之 (@mun_kii) May 1, 2021
孤狼の血LEVEL2は間違いなく世界に求められる映画です。
是非劇場でご覧下さい!!
観たら感想教えてください!!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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