映画・ドラマ制作の教科書

【大問題】発注したお弁当が届きません。。これは誰のせい?

2022年7月2日

本日は成長するための思考法、効率と責任の解釈の話です!

映像業界で働き20年が経ちました。
本職は、映画・ドラマのプロデューサー/ラインプロデューサーをしています。

幅広く映像制作をしていますが、
予算が2億以上の企画に参加していることがほとんどです。

地方再生のプロジェクト、個別のプロデュース、企業案件VPなどもやっていますので、
仕事の依頼はコチラにご連絡いただけますと幸いです。

現在は、2023年配信の連続ドラマ、2023年公開の映画の企画、インディーズ映画の企画、YouTubeの企画などを進めております。

「誰のせいなの?」
という犯人探しが始まりました、、、

おつかれ様です!
小柳です。

ただいま連続ドラマのロケ真っ最中です。
暑い!
夏だ!
と嬉しくなります。

本日は二つのことを考えていきたいと思っていて、
効率の話と責任の解釈の話です。

この記事を読むと時間の使い方が上手くなり仕事が早くなったり、
同じミスを繰り返さないように自分を成長させることができるようになります。

それでは書いていきます。

【思考法】効率を良くし責任の解釈を変えることで時間をつくれ

脚本に書いていあるのに自分の考えだけで勝手に進めてしまうのは効率が悪い

まずは効率の話。

結論から言うと脚本に書いてあることを無視して準備をするのは非常に効率が悪いという話です。

連続ドラマとかやってると準備と撮影を並行してやらなければいけなくなってきて、
準備時間が短くなってしまうんですよね。

そうなってくると準備担当の方が、
自分の目線で準備を始めてしまうことがあります。

監督の意図や、脚本の意図を勝手に解釈して自分目線で準備をはじめる。

これは非常に効率が悪い。

準備をしてる人が天才的に理解度が高くて、
知識も存分にあり人間的に優れていれば別なのかもしれませんが、

自分の目線でやるということは、
脚本をつくった脚本家、演出を構築する監督がつくりたいものとは違うものをつくっている可能性があります。

自分の目線で気づかずに進めていると、

ものすごい遠回りしているかもしれません。

そういったことが起こらないように効率よく進める方法は単純です。

だいたいの方がわかっていると思います。

コミュニケーションを今よりも多くするです。

もう本当にこれだけ。

先頭にたつ人が、
やりたいことに向けて、

イニシアチブをとる。

各担当の方と話し合い方向を決めまとめる。

つまりはコミュニケーションの問題です。

全然難しくありませんよね?

でもこれができない。

関わる人が多いほどブレる。

ブレないように同じ方向を向く。

単純で簡単な作業も進め方を知っているかで、
やり方に差がつく。

効率良く進めれば無駄を省けます。

無駄をなくすことのメリットは、

時間を有効に使えるようになること。

時間を効率良く使うこと。

普通で当たり前っぽいですが、撮影現場はまだまだ無駄なことがいっぱいあります。

その無駄をなくすためにやり方を再構築すべき部分は沢山あるなぁと感じます。

映像適正化が来年から始まる中で、
何をやるにも便利な道具やツールが増えた世の中で効率的にやることをもう一度考えてみてはいかがでしょうか?

ムダがなくなるのは大きなメリットがあるはずです。

いままで効率が悪く無駄にしていた時間をなくすことで生まれた時間は、自分のために使えるはずです。

好きな映画を見に行く。
デートする。
美味しいものを食べる。

なんでもいいと思う。

自分の時間が増えたら誰もが嬉しいはず。

となれば効率良くやるための方法を模索すべきだと思います。

お願いした時間を30分過ぎても弁当が届きません

面白いことが起きました。

本日の撮影現場で起きた事件です。

「すみません、弁当が届きません。。」

「えっ」

今回の現場はスタッフと俳優部とエキストラの皆さんを合わせて大体100人近くの人が日々参加してます。

しかも本日はアクションシーンをやっている中で時間に余裕がない。

あとワンシーンで昼食の時間。

弁当を発注した制作進行があせりまくります。

現場を意味もなくグルグル回る進行くん。

話を聞くと、

どうやら弁当屋に連絡をしたら、

もう配達したと言う。

「なにーー?」

弁当は届いておらず。。

「あっそういえば近くに他の撮影隊いたな。そっちに間違えたんじゃ?」

その予想が的中して発注した弁当は無事に見つかりました。
良かったぁとホッと一安心。

で、ここからが本題なんですが、
この弁当騒動の責任って誰が悪いの?

という話にもちろんなりまして、、

誰だと思いますか?

間違って運んだ弁当屋でしょうか?

そう思います。
本来はそう。

だがしかし、

この責任が場所を間違えた弁当屋が全て悪いと思ってしまうと、
自己成長のチャンスを逃すことになります。

起きてしまったことは誰もが解決することはできない。

予期せぬ悪いことが起きてしまったときに、
どう対処するか?どう立ち回るか?が大事です。

例えば弁当が届かなくて弁当屋のせいにしたまま時間が過ぎ、
皆がお弁当を食べる時間を失ってしまう。

これが最悪のケースですよね。

自分が何かしらの原因を起こしてしまったと、
エラーの修正しなければいけない。

この部分を考えることが出来れば、
この辛かった経験も自分のものに出来るのです。

辛かった経験をプラスに変える思考は、
とてつもなく大事なのです。

考え方一つで人の成長って大きく変化するので、
自分が得をしていないと思う経験をした場合に、
その経験を疑うことをしてみるのも一つの手だと思います。

自分の経験を高めるためにも人のせいにせず自分のミスだと認め集英ポイントをつくる

まとめ

重大なミスを起こしてしまった。。

誰もが焦ってしまうと思います。
しかし、起きてしまったことは解決できません。

それをどれだけ早く、対処するかが重要です。

誰かが悪いと責める前に、
失敗してしまったことを修正するべきです。

落ち込んでいては修正することもできなく、
誰かが解決してくれるのを待つ。
そんな状態になりかねません。

落ち込んでる時間はとても無駄な時間と捉えることができます。

落ち込んでフリーズしていては勿体無いですし、
傷口を広げるだけです。

そうならないためにも、
解釈を変え落ち込む前に対処すべきと考えるようにしましょう!

ミスが長い時間法とされているとどんどん悪いことが起きてしまう可能性もあります。

考え方を変えるだけでマイナスを食いといめることができます。
誰でもできるし、難しくありません。

ミスを認めることから全ては始まります。

まずは素直に受け止めて失敗を改善し自分の経験へと変えていきましょう!

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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小柳智則

プロデューサー/ラインプロデューサー/さらば、銃よ 警視庁特別銃装班、サイレント・トーキョー、任侠学園、オズランド、踊る大捜査線、海猿、四月は君の嘘/TRICK、野ブタをプロデュース。エスピー、安堂ロイド、アイムホーム、4月の東京は… 【仕事内容】 プロデューサー/ラインプロデューサー/制作部/ロケーションデザイン/顧客集客動画の制作/動画コンテンツプロデュース/PV/MV/企業VP/YouTube/SNS運用/講師/脚本添削/個人プロデュース/勉強会 俳優に向けた演技力を高めるnoteや映像業界の教育にも力を入れております。Xやインスタで質問なども受け付けています。

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