映画制作の教科書

<自主映画の作り方>100万円の価値をのせる方法~(制作工程とカメラ選定)

2021年7月24日

https://hadakanoblues.com

小柳智則

本日は映画に価値をのせる方法を記事にしました。

映画・ドラマ業界で働き20年が経ちました。
業界では、ベテラン・プロフェッショナルです。

本職はフリーランスで映画、ドラマのプロデューサー/ラインプロデューサーをしています。
幅広く映像制作をしていますが、予算が1億以上の企画に参加していることがほとんどです。

現在はNetflixの作品、2022年公開の映画の企画、2023年劇場公開映画の企画などを進めております。

こんな方におすすめ

  • 映画の作り方がわからない
  • 予算以上の作品がつくれない
  • 無料で映画を作りたい

自主映画を作りたい。。

学生のみならず、
映画を作ることって人生で一度は経験してみたいことです。

何も経験がない人が映画を作るとクオリティの低い作品ができてしまいます。

しかしご安心下さい。

僕の経験で映画を少ない予算でもクオリティ高く作るための方法を紹介していきたいと思います。

本日は、お金がなくて映画が作れない人に向けた記事となっております。

この記事を読めばこれから作る映画に10倍の価値をのせれるようになります。

<超簡単>100万円の価値をのせる方法

予算がなくても映画が作りたい

世の中には映画を作りたい人っていっぱいいますよね?

でも、作り方がわからなくて挫折して、

映画ではなく旅行日記をつくったり、
簡単に一人で作れるVlogにしたり、

漫画や小説を書いたり。

映画はお金がかかりそうなんて思ったり。

『10万円以下で映画を作る方法ってあるのかな?』

答えはもちろんあります!!です。

では、どうやるのかを先ずは考えていきましょう。

映画を作る工程から考えましょう!!

映画の工程

映画を作る工程は3つです。

  • プリプロダクション
  • プロダクション
  • ポストプロダクション

これだけです。

超簡単じゃーん

もっとわかりやすく言うと

  • 準備をする
  • 撮影をする
  • 撮影したものを編集する

ということです。

誰でも出来そう

これを具体的にしていきます。

※誰でも映画を作れるように説明していきたいので、プロの方は読み飛ばしてください。

プロプロダクション=準備をする

一番最初に準備しなければいけないのは、

「企画」です。

企画を基に「脚本」をつくります。

企画の作り方がわからない。
脚本の書き方がわからない。

というのはここでは割愛させて下さい。

脚本が書けなくて立ち止まるくらいなら、
誰かに頼りましょう。

自分で脚本を書かなくても誰かに書いてもらうという選択肢もあると思います。

脚本が出来たら次にすることは、

脚本を映像にするための準備です。

脚本に出てきた登場人物の数だけ俳優さんが必要です。
脚本に出てきた場所の数だけロケ地が必要です。

ロケハンとキャスティング

俳優さんとロケ地を見つけたら、スケジュールをつくりましょう。
もちろん同時進行でやる方がベターです。

ロケ地の探し方がわからない人は、
まずは自分の仲間や家族など近くにいる人に聞いてみてください。

それでもだめだった場合は「フィルムコミッション」をググってみて下さい。

出演してくれる俳優さんが見つけられない場合は、
Twitterで検索してDMを送ってみたりして下さい。

またこんなサイトもあります。

シネマプランナーズ

シネマプランナーズはプロ・アマ問わず、一歩上をゆく映画制作・製作を目指す人たちのための、映画制作・製作支援サイトです。 役者(キャスト)・出演者、スタッフ・メンバー募集やオーディション情報、作品募集・公募やコンペティション情報、映画祭や上映会などのイベント、ワークショップの告知など自由に投稿していただくことができます。 また資金調達のためのクラウドファンディングや アルバイト・インターンシップ・求人情報も掲載していきます。

引用:シネマプランナーズHPより

スケジュール

次にスケジュールを作りましょう。

目安としては映像の長さが10分であれば1日。
30分であれば3日くらいで撮影するイメージです。

それ以上の時間をかけたい場合は予算を集めましょう。

スケジュールが出来たら撮影に使う機材を準備しましょう!

カメラは何がいいの?

予算がない人はiPhoneを使いましょう!

十分優れものです。

iPhoneで撮影したものは後から色の調整をしたり、
画面が小さい為大きな画面で見るときにカクツキが気になったりするかもしれません。

それでも無理に機材にお金をかける必要は全くありません。

全国公開の劇場映画をiPhoneで撮影したりもしています。

それだけ優秀なカメラです。

ここまで準備が出来れば、
いざ撮影です。

プロダクション=撮影

準備が出来たら撮影をするだけです。

撮影が終わったら、編集します。

ポストプロダクション=編集

撮影したものをつなぎあわせていきます。

台詞が聞こえにくい所は音を整えましょう。

効果音を入れましょう。

音楽を入れましょう。

オススメはプレミアプロを使うのがおススメですが、

ありがたいことに世の中編集ツールがいっぱいあります。

iPhoneに入っているimovieでも十分編集は出来ます。
ただやれることが少なくなるので、プレミアがベターです。

プレミアとダビンチどっちがと悩む人も多いですが、
どっちもいい所があるので、

自分が使いやすい方を選べばOKです。

ここまでできればいつの間にか映画が完成していますね。

撮影、編集の部分はやるだけなので細かな内容は割愛します。

映画の作り方の説明は以上です。

文字だけで見るとそんなに難しくなさそうですよね?

そうなんです。

全然難しくないので誰にでもチャレンジができます。

誰にでも作ることはできるのですが、

つくり方を工夫することで、
同じ予算で作った映画でも、

何倍ものクオリティを映画の乗せていくことができる。

目指すべきは10倍。

10万円の予算なら100万円の映像を目指すべきですし、
100万円なら1000万円の映像にすべきです。

この記事を読んでくださっている方は皆気づいていると思うのですが、

映画にはお金で買えない価値があります。

価値は無限大に広げられます。

映画の予算が少なくても、
その何倍もの価値をのせていくことが重要です。

ここからは映画の価値を高める方法です。

映画の価値を高める方法

映画制作のポイントと予算の振り分け

映画を予算内で納める為の大事なポイントは3つです。

・目的を持つ

・人に助けてもらう

・お金の割り振りを考える

一つずつ掘り下げていきます。

目的を持つ

ここでいう目的は、
この映画を作ってどうしたいかです。

例えば、

『カンヌ映画祭に出品する作品を作るよ』

という作品と

『日本国内のミニシアターで上映する』

という作品があった場合、

間違いなく前者の映画の方が参加するスタッフも頑張れます。

目標が大きいほど、
その映画に参加する価値が上がります。

そのため、

必ず大きな目標を持ちましょう。

人に助けてもらう

重要なのは映画の企画を良くしてくれる人というよりは、
制作を熟知していて、
脚本を映像化するために必要な要素を集められる人。

ラインプロデューサーや現場を知る制作プロデューサーをスタッフィングすべきです。

自分一人の力で映画を作ることはできません。

映画は一人でつくることができないのです。

そのため先ずは仲間集め。

ここで間違えるのが、
身近な仲間だけでつくること。

同じようなレベルの人が集まってもその映画が全員の想像を超えてくることは少ない。

助けてもらう人は、
業界で映画と向き合ってる先輩だったり、

監督だったり、
プロデューサーに監修してもらうのがベストです。

お金の割り振りを考える

予算が限られている作品はお金の使い方が重要です。

考え方の基本は、

・人件費 50%
(キャスト費も含む)
・プリプロダクション 10%
・プロダクション 30%
・ポストプロダクション 15%
・予備 5%

人件費が必要なければ、
プロダクションにお金を追加しましょう。

撮影が一番予算必要です。

プロダクションの中でも、
調整が必要です。

この映画で一番やりたい場所を見つけそこに予算を使いましょう。

美術に力を入れるのか?

CG、ロケ地、キャスト、、

目的によって予算の使い方が変わってくるはずです。

自分たちが作る映画のストロングポイントになる部分に予算を使っていきましょう!!

まとめ

映像の差は人それぞれ感じるものが違います。

・撮影のレベルが高い

・ストーリーが面白い

・キャストが豪華

・細かいところまで作り込まれている

・音がすごい

予算がなければここは譲れないという部分にお金を使いましょう!

キャストがお芝居になれていないなら、
映像の力でカバーしたり、

使えるカメラに力を使えないなら、
演技のうまい俳優さんをキャスティングしたり、

足りない部分をカバーする形で予算を組むことも大事です。

映画のクオリティは予算の使い方次第で10倍以上の価値をつけることも可能です。

まずはスケジュールを作り、

予算表をつくり、

つくりたい映画を目指せるように努力していきましょう!!

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小柳智則

映画・ドラマのプロデューサー。予算2億円以上の映画、ドラマの企画を主に本業にしています。 できることは、 プロデューサー/ラインプロデューサー/制作部/ロケーションデザイン/地域活性/動画コンテンツプロデュース/PV/MV/企業VP/YouTube/映像コンテンツ制作/SNS運用/講師/脚本添削

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