本日は業界用語を一覧にしてみました。
映画・ドラマ業界で働き20年が経ちました。
業界では、ベテラン・プロフェッショナルです。
本職はフリーランスで映画、ドラマのプロデューサー/ラインプロデューサーをしています。
幅広く映像制作をしていますが、予算が1億以上の企画に参加していることがほとんどです。
現在はNetflixの作品、2022年公開の映画の企画、2023年劇場公開映画の企画などを進めております。
こんな方におすすめ
- 業界用語を知りたい
- 映像業界で働いていて知らない用語が沢山ある
- ロケの受け入れをこれからしていきたい
- 芸能界で働きたい
- 俳優として仕事をしていきたい
こんにちは、プロデューサーの小柳です。
本日は業界用語の数々をまとめてみました。
普段の会話で使ってみると、コミュニケーションに花が咲いたりするかも。
また映像業界で当たり前のように使われているので、知っておいて損はなし。
この記事を読めば、業界で困ることはなくなります!!
それでは業界用語の解説をしていきます!!
<必見>映画・ドラマ業界で知っておくと便利な業界用語一覧
業界用語って何?初級編
「ざぎんでちゃんねーとしーすー」
最近ではこんな言葉を聞かなくなったかと思います。
とんねるずの石橋貴明さんがコントで使ったりしてたのを覚えています。
「意味わかんねー」
けど何か面白いw
という印象なのが業界用語です。
映画・ドラマの業界では当たり前だけど、
なかなか「その意味なんだっけ?」と
聞けないこともあると思います。
まずは、基本から説明していきます。
業界用語の基本は、反対言葉です。
ざぎんでちゃんねーとしーすー➡ぎんざでねーちゃんとすし
こういう変換です。
最近でもよく聞く言葉で、
「ばーたー」
という言葉があります。
ばーたーとは?
使い方:メインのキャストに合わせて同じ事務所に所属する俳優が何かしらの役でキャスティングされること
今でもテレビドラマを見ていると、
また似たようなキャスティングだなと思うことがあると思います。
ばーたーが発動しているのかもしれません。
ばーたーって言葉の意味を上記の理解をしている人はほとんどですが、
もともとどんな意味か知らない人もいるので説明しておきます。
ばーたーとは?
語源:ばーたーを反対にするとたーばー、たば、束、束になる。主演と合わせてキャスティングという意味です。
はい。面白いですねw
ばーたーは映画やドラマ業界以外にも使える言葉なので、
もし良かったら活用してみて下さい。
という風に反対言葉というのが業界用語の基本になっているというのを覚えておいてください!
テレビを見ていて
「ん?」
と思った言葉があったら逆にしてみるとわかったりするものもあるかもしれません!!
言葉の頭とおしりを逆にして読んでみる
代表的な業界用語
では、反対言葉以外でよく使われていて、
覚えておくと役に立つ業界用語をまとめていきます。
撮影現場編
ガンガン=灰皿
・ガソリンスタンドなどにおいてあるオイル用の缶。ドラム缶の小さいバージョン
わらう=片づける
・わらっといて、と言われたらそこにあるものを片付けて下さい。
内トラ=スタッフなど身内内でやるエキストラ
ENGスタイル=ディレクター、カメラマン、音声、照明を基本とした最小編成の撮影チームスタイル
あご、あし、まくら=食事、交通、宿泊
おし、まき=時間がかかる、時間が予定より早い
・スケジュールを見ながらおしてるねーとかまいてるねーと言って使います。
完パケ=完成させパッケージすること
・制作会社が完パケできますと言った場合、企画を映像化しそれをデータにして納品する作業を全てできますと言う意味。
消えもの=食事のシーンなどに使われる食べたり飲んだりすることでなくなるもの
ロケハン=ロケーションハンティング、ロケ地を探すこと
ぬけ=背後に移るもの
・あの建物のぬけに、、と使われます。建物の奥に、、という意味です。
ドライ=リハーサル
オンリー=台詞や環境音だけの音を録音すること
ラッシュ=撮影したものを見る作業
支度部屋=控室、衣裳メイクをするスタンバイ部屋
デイ、ナイト=デイは昼のシーン、ナイトは夜のシーン
かみ、しも=舞台で使われる言葉でかみはカメラから見て右、しもは左を指す。
ターハイ=いっぱいいっぱいになる状態
バミリ=目印をつけること、ばみってなどと使うこともある
箱馬=四角い木の箱
イントレ=イントレランスの略、足場のこと
テッペン=PM12時、深夜0時を指します
※これからどんどん更新して増やしていきます!
2021年7月12日時点
まとめ
業界用語はまだまだあります。
撮影現場で飛び交う有名なもので、知っておかないといけない言葉を並べてみました。
全部わかるようにしておきましょう!
過去に書いたおススメの記事は下記に貼っておきますのでコチラもご覧いただけますと幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。